将来一児の親になる人が、教育心理学を学ぶ意義
こんにちは。zalgo(@zalgo3)です。
ここのブログで記事を書くのは初めてですので、少し自己紹介を。
他のメンバーと同じく、京大情報学科の数理工学コースというところに所属する大学の二回生です。
普段はTwitterの方で真面目なこととかゲームの事とか呟いてます。
あと、ニコニコ動画で活動してたりもします。
さて、今日のエントリーの内容に移りましょう。
僕が教育免許を取ろうとしていたころ、(今は挫折していますw)そのために履修しようとしていた講義の中に、「教育心理学」を扱ったものがありました。
その講義の中で、僕の印象にすごく残ったものの中に、「自閉症スペクトラム」*1
に関する話があります。
講義では次のような事例が紹介されていました。
学校にうまく馴染めない児童の母親はこう言った。
「うちの子はすごく賢い子で、言葉を話すようになる前から、一人で寝るようになったんです。でも、ちょっと言葉を話すのが遅かったです。すごく順調に成長してきたのに、まさかこんなことになるなんて。」
実はその子は、自閉症スペクトラムの子供だったという。
「0歳児の時に手がかからない」「言葉が遅れる」
これらは、自閉症スペクトラムの子供の、大きな特徴の一つなんです。でも、こんなこと、学校で習ったりしない限り、なかなか知る機会はないですよね。
実際、このお母さんは、はじめに手がかからなかったこの子のことを、「すごく賢い子」だと言っています。
発達障害の子供は、親が一刻もはやくその病気に気づいて、育て方を工夫してあげる必要があります。
だから、僕は、もっとみんなが、教育心理学という分野に関心を持って、将来子供を持つことになる前に、こういったことを知っておく必要があると思っています。
現状では、教育免許を取る人だけが、教育心理学を学ぶ必要があることになっていますが、そうした人だけでなく、もっと多くの人が学ぶ必要のある分野ではないでしょうか。
生徒の年齢を考えても、義務教育の間に教えることは難しいかもしれませんが、高校、大学で、もっと多くの人に教えられるようになればいいな、と思います。
最後に、この講義で参考文献として取り上げられていた本を紹介しておきます。