以前YOLOv2を動かす機会があったので、そのことについてまとめます。 YOLOv2とは github.com YOLOv2はリアルタイム物体検出手法の一つで、非常に精度が高いです。以下の動画には度肝を抜かれました。 youtu.be これを実際に動かすには訓練済みのモデルがすで…
とある仕事で採点してるときに"収束列が有界であること"の証明の出来が壊滅的に悪く、非常に厳しい気持ちになりました。ここにその証明を書くことでその厳しい気持ちを昇華させておきます。 収束列が上に有界であること ここでは実数列について考えます。ま…
久しぶりにブログを書きます、よねすけです。大学院生になって思ったよりも忙しいことがわかったので、いろんなことを要領よくこなしていかないとだめだな〜と痛感する最近です。さっきこんなことを知って面白かったのでブログにでも書いて見る。はじめに床…
こんにちは、よねすけです。院試勉強してると色々気づきがあって面白いです。大半は面白くないですが。周期的な可積分関数のフーリエ級数がどのようなときに元の関数に収束するかについては色々な議論がなされています。例えば周期的連続関数でフーリエ級数…
こんにちは,よねすけです.院試勉強まじでだるいです.落ちたくないので頑張ります.線形代数の復習をしてて何となく群論に似ているところがあるなあと思ったので書いときます.証明は書きません. 上のベクトル空間について線形写像を考えます.このとき,はの線形…
こんにちは。ざるご(@zalgo3)です。選挙シーズンでも何でもないですが、選挙について書きたくなったので書きます。突然ですが、システム制御には、「安定性」という概念があります。ざっくりと説明すると、安定性とは「入力の変数に微小な変化を与えたとき…
こんにちは、よねすけです。TOEICの点数が返ってきました。なななんと!!!945点!!!とても嬉しい点数でした!!!ちなみに『なななんと』は『ララランド』を意識しました。メルカトル級数やライプニッツ級数を導出する方法はいろいろと知られていますが…
先日、塾講をしているときに出てきた問題が面白かったのでここに取り上げることにしました。 次の無限級数の和を求めよ。 まずは普通に解いてみましょう。 とおいてみると、は次のようになります。 これより上の無限級数の部分和を求めると、 よって無限級数…
こんにちは、よねすけです。理論電磁気学作者: 砂川重信出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1999/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (28件) を見るこの本を久しぶりに眺めていたら古典電子半径の話が載っていて初見だった…
こんにちは、よねすけです。Mayerの式を2通りで示したいと思います。Mayerの式とは、理想気体の等圧モル比熱、等積モル比熱との間にの関係式が成り立つことを言います。ここでは気体定数です。 熱力学的関係式を用いる これは至ってシンプルな計算により求ま…
こんにちは、よねすけです。今回はポアソンの式の一般化を試みたいと思います。 そもそもポアソンの式とは、理想気体の断熱過程において圧力と体積がの関係で結ばれる式のことです。ここでは等圧比熱と等積比熱を用いて、と表されます。 証明は熱力学第一法…
こんにちは、よねすけです。この前の木曜日かな、めっちゃ天気良くて授業始まる前に思わずパシャりと撮ってしまった写真。あまり天気の良さが伝わらんね笑 あと、後期の成績発表があって人生初のフル単でした!!!!めでたい!!!そんなわけでバーゼル問題…
こんにちは, よねすけです. 円の中に一点を適当にとり, それを通る線分とそれに垂直な線分を上の図のようにとったとしましょう. このとき, 円の半径を用いてとなります. 図形に関する等式で個人的に一番好きなので今回紹介することにしました.この式の証明を…
こんにちは, よねすけです.otaku-of-suri.hatenablog.com 以前3次方程式の判別式についてまとめました. 今回次方程式の特別な場合としてのの判別式を求めることが出来たので以下に記しておきます. 判別式と微分の関係については高木貞治の本を参考にしまし…
こんにちは、よねすけです。後期のテストも随分前に終わって春休みに入っているのに振り返りをするのを忘れていたなあ、ということで振り返りを書きます。応用代数学(月曜2限) 群論の基本的な内容と表現論の初歩の内容を授業で扱いました。丁寧に授業を運…
こんにちは, よねすけです. 正則言語 正則言語とは正則表現で表される言語のことです. 同値な表現方法として以下があります. 決定性有限状態オートマトン()で表される言語 非決定性有限状態オートマトン()で表される言語 遷移非決定性有限状態オートマトン()…
こんにちは, よねすけです.今回はチューリングマシンの話を書きたいと思います. 以下チューリングマシンをTMと省略します. 帰納的可算集合(Recursively Enumerable) 言語が帰納的可算集合であるとは, あるTMによってと書けることを言います. この集合をと書…
こんにちは.かじはらです. クリスマスが近いので愛にまつわる数学の話をしたいと思います.以前よねすけくんが無理数の無理数乗が有理数になる,という話をしていました.otaku-of-suri.hatenablog.comでは複素数の複素数乗が実数になることはあるのでしょ…
こんにちは,よねすけです.前回の記事で,otaku-of-suri.hatenablog.com最後に証明を残したところがあるので,それだけ示したいと思います.示すべきことはにおいてです.二通りほど示し方を考えました. ダランベールの収束判定法を用いる ダランベールの収束判定…
こんにちは,よねすけです. 明日はじめて阪大に行くのが楽しみすぎて眠れない.遠足の前の日みたいや.高木貞治の『解析概論』をぼーっとめくってたら定本 解析概論作者: 高木貞治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)…
こんにちは.かじはらです.今日はこんな問題を考えてみます.この式を「一次元の世界の計算」と呼んでおきましょう.これは考える範囲を複素数としなければ解をもたず.となります.簡単ですね.さて,複素数はどんなものかといわれたら多くの人が次の式を…
こんにちは。かじはらです。なんと2015年8月以来の投稿になります。前回の投稿で株はじめる宣言をしたかじはらでした。 otaku-of-suri.hatenablog.com しかしすっかり飽きてしまったというか、毎日朝に株価のチェックをするのが面倒で、今はほとんど売ってし…
おはこんばんにちは、よねすけです. 最近いろんな先生のホームページを見るのにはまっていて,そうしたら大体の先生が研究の事とかをブログに書いていることを知ったので,自分もこれからも続けていこうと思いました(なんの報告やねん).この前授業始まる前に友…
こんにちは,よねすけです.少し前に三次方程式の判別式について長々と書きました.otaku-of-suri.hatenablog.comところが,ある日高木貞治の代数学講義を読んでいたら,代数学講義 改訂新版作者: 高木貞治出版社/メーカー: 共立出版発売日: 1965/11/25メディア: …
こんにちは,よねすけです.今回は数列のチェザロ平均というものついて書きたいと思います. 今までは数列(今回は複素数列を考える.)の級数が収束するというのは複素数列の級数について第部分和をと定めたときに,となるならば,級数和はに収束する,というふうに…
こんにちは,よねすけです.今回は三角関数に関する不等式を示したいとおもいます.三角形の角,角,角についてとなります.これを面白い方法で示してみましましょう(受験数学では有名な手法なので読者の皆さんは知っていることかも知れませんが,,,).上のような図…
こんにちは,よねすけです. 今回は楕円の極座標表示の方法について書いてみたいと思います.式で表される楕円を書いてみました.このとき焦点はを用いて,と書けます。 このような楕円があったときに,極座標においての原点を点として図のように考える点と原点と…
こんにちは,よねすけです. 今回は最近目にした面白い積分について書きます.タンジェントの肩にが乗っているので一瞬びっくりしてしまうのですが,これは実は見掛け倒しのもので別にでも何でも良いことが分かります.あ,あとこの積分は広義積分になりますが,き…
こんにちは、よねすけです。 今回はフェルマーの小定理を二通りで証明したいと思います。フェルマーの小定理とは、素数となる整数を考えたとき、 証明には数学的帰納法を用いるものと群の性質を用いるものがあります。 数学的帰納法による証明 まずは となる…
こんにちは、よねすけです。久々の投稿になります。 今回はウィルソンの定理を二通りで証明したいと思います。ウィルソンの定理とは、有理素数を考えたとき、 証明方法としては、逆元を用いるものと原始根を用いるものがあります。 逆元を用いた証明 逆元に…