数学のメモ
授業の演習問題での証明する問題が出たのでいろいろな証明を載せたいと思います。
~フーリエ級数展開の利用~
についてこれは無限級数なのでフーリエ級数展開を用いることを考えます。(授業の演習問題はこの方法だった)
周期関数の複素フーリエ級数展開を計算すると
である。を代入すると
となります。あとは式変形すると
となることがわかりました。
~別の級数から求める~
先ほどの関数の複素でない場合のフーリエ級数展開から得られる
があります。これを書き下してみると
一方、適切な不等式評価を行うとは収束することがわかるので、この値をと置いてみます。
ここで以下のような級数を考えます。
この級数はきちんと収束して先ほどのを用いるととなります。
そこでこの2つの無限級数を足し合わせてみます。
すると左辺はちょうどとなり、これはに一致します。右辺と比較するとより、
が得られました。
続きは長くなるので次回に書きます。